東日本大震災の際、石巻医療圏で機能していた石巻赤十字病院に患者が殺到しました。医療支援活動を一元的に行う合同救護チームを編成し、全国から集まった災害医療のスペシャリストらが、豊富な学識と経験、人的ネットワークを生かし、さまざまな課題を解決してきたといいます。
5月18日にオープンした災害医療研修センターは3階建てで、1階に災害時に支援救護チームのベースキャンプとなる講堂や会議室などを配置しました。2階には、東日本大震災時に使ったトリアージタグや災害カルテなどを保管する資料閲覧室を設けたほか、災害医療の人材育成に取り組んでいるNPO法人「災害医療ACT研究所」の事務局も入りました。
また、震災後、仮設校舎で授業を受けてきた看護専門学校の学生のために、3階に教室やラウンジ、人形や医療機器などを使って技術練習が可能な「スキルラボ」などを配置しました。「被災の経験を生かしながら、より快適で充実した教育環境を提供する」としています。
東日本大震災で経験というものは、非常に貴重なものであります。自然災害に対する研修というものの必要性について、石巻を起点に全国にまた世界へと広げていくことが、石巻赤十字病院の一つの大義ではないでしょうか。
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