2014年9月4日木曜日

医療施設(動態)調査   厚生労働省

厚生労働省が9月2日に公表した2013年医療施設(動態)調査によると、2013年10月1日時点で活動中の病院は8540施設(前年比25施設減)、「一般診療所」は10万528施設(前年比376施設増)でした。  国内の全病床数は169万5210床で、前年比で8740床減少しました。このうち、病院病床数は157万3772床で、前年比4482床の減少で、一般診療所は12万1342床で、前年比4257床減少しました。 この1年間に病床規模を変更した病院は456施設で、このうち増床したのは158施設、減床は298施設でした。

一般病院が標榜する診療科目を見ると、「内科」が6879施設と最も多く、次いで「リハビリテーション科」5263施設、「整形外科」4956施設と続きます。 診療科目別でも増減が見られる。「消化器外科(胃腸外科)」(前年比108施設増)、「糖尿病内科(代謝内科)」(前年比103施設増)、「腎臓内科」(前年比99施設増)などは標榜する施設が増加した一方で、「外科」(前年比41施設減)、「小児科」(前年比22施設減)、「整形外科」(前年比19施設減)などは減少しました。






また、2013年の病院報告によると、全国の病院における2013年中の1日平均在院患者数は127万5347人で、前年比で0.9%の減少でした。このうち「一般病院」は104万8455人で、前年比0.9%の減少でした。「精神科病院」は22万6885人で、前年比1.1%の減少でした。また、病院の1日平均外来患者数は138万9983人で、前年比0.6%の減少となりました。

 2013年中の病床利用率は、病院全体で81.0%と、前年比で0.5ポイント低下しました。このうち、「一般病床」は75.5%で前年比0.5ポイントの低下、「療養病床」は89.9%で前年比0.7ポイントの低下、「介護療養病床」は93.1%で前年比0.8ポイントの低下、「精神病床」は88.1%で前年比0.6ポイント低下しました。
 病院の平均在院日数を見ると、全体では30.6日で、前年比で0.6日短くなりました。「一般病床」は17.2日で前年比0.3日短縮しました。「療養病床」は168.3日で前年比3.5日短くなりましたが、「介護療養病床」は308.6日で前年比1.6日長くなっています。「精神病床」は284.7日で前年比7.2日短くなりました。
病院の平均在院日数は都道府県別でかなりの開きが見られました。「全病床」で最も長いのは高知県の49.7日で、最も短かったのは神奈川県の23.5日でした。「一般病床」でも高知県が最長で22.6日、神奈川が最短で14.5日でした。「療養病床」では富山県が最も長く(250.6日)、鳥取県が最短でした(101.9日)。「介護療養病床」では秋田県(498.6日)が最も長く、山形県(21.4日)が最短でした。「精神病床」は徳島県が最も長く408.4日で、東京とが最も短く200.2日となっていました。

2013年10月1日時点の病院の従事者総数(非常勤職員を含む)は、常勤換算で200万3487.8人となっていました。 職種別に見ると、「医師」は20万6658.6人で、そのうち「常勤」は16万6134人と、前年比で2606人の増加でした。「非常勤」は4万524.6人で、前年比1227.4人の増加となっていました。 「薬剤師」は4万5680.4人で、前年比1326.5人の増加でした。「看護師」は74万7009.2人で、前年比2万1449.4人増加した一方で、「准看護師」は14万2304.7人と、前年比5495.8人減少しております。 人口10万人当たりの常勤換算医師数を都道府県別に見ると、高知県(230.5人)が最も多く、以下は徳島県(211.0人)、京都府(204.2人)、東京都(203.9人)、福岡県(203.1人)と続きました。その一方で、埼玉県(111.7人)が最も少なく、福島県(126.7人)、新潟県と静岡県(共に127.9人)、茨城県(129.6人)も少ない状況でした。


これから各都道府県において地域医療ビジョンが作成されていきますが、それぞれの地域の状況を踏まえ形成していくかということが重要になってきます。ただどういう方向性であれ、医師の確保は重要であり、医師を確保できる地域のビジョンを描く必要が各都道府県に求められるわけです。ただし国ができなかったようなことを各都道府県で出来るのかと言えば、到底難しい話ではないかと思います。








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