2014年9月6日土曜日

厚生労働大臣 塩崎恭久

安倍改造内閣で厚生労働大臣に就任した塩崎恭久氏は9月3日夜、厚生労働省への初登庁後に厚生労働行政について「国民が将来このままで大丈夫かと心配していて、自信がまだ持てていない。信頼を得られる予見可能性をきちんと提供するということを、あらためてやらないといけない」と述べられました。「20年、30年、50年先でも医療は心配しなくてもよい、というふうにしておくことが大事ではないかと思う」とも述べられました。






医療に関しては「本当は世界一の公衆衛生なのに、残念ながら、まだまだ十分に(国民に)満足してもらっているとは思えない」と述べられ、「本当は安心してもらってもよいのに、十分に伝わっていないのかもしれないし、実は安心するに足りない部分があるのかもしれない」とも述べられました。
介護保険制度に関しては「少子高齢化が進む中で介護の問題も極めて身近になっている。私も、母と妻の両親の3人が施設に入っている」と明かし、「国民に安心してもらえるように頑張らなければならない」と述べられました。
超党派の議員連盟「国会がん患者と家族の会」の一員としてがん登録推進法の成立に尽力した経験から、同法の2016年1月施行に向けた議論にも触れました。「先進国からかなり遅れて、やっとがんの罹患に関する調査ができるようになりました。一番大事なのは、がん対策と治療法の開発にどう役立てることができるかだ」と指摘されました。「データとしてどれだけソリッ ド(信頼できる)なものになるかが大事と思っています」と述べられました。
社会保障分野の政策グループとして以前、安倍晋三首相、根本匠前復興相、石原伸晃前環境相らと「NAISの会」を結成していたことにも言及されました。「『年金なんかこわくない』 『逃げるなひるむな介護保険』などのペーパーを作って、互いに競い合っていました。安倍首相だけ党の社会部会長になって悔しい思いもしました」と述べられ、厚労行政ヘの自信もにじませました。 厚生労働省への初登庁の前に首相官邸で会見した塩崎厚労相は「持続可能な社会保障制度の構築」など4点の指示を受けたことを明らかにされ、「少子高齢化が進む中での社会保障制度をどう持続可能にするか、国民の健康・安全を守る必要性が一段と高くなる中、広範な厚生労働行政に全力で頑張る」と抱負を語られました。
また「経済こそ最優先という中で、厚生労働行政から何ができるかを含めて全力を尽くしたい」とも述べられました。

塩崎恭久厚生労働大臣は9月4日 、就任に当たって厚生労働省の職員を前に挨拶し、「厚生労働行政の視点から経済再生を考えてほしい」と求められ、「奇抜な新しいアイデアをどうぞ遠慮なく出していただきたい」と述べられました。
塩崎厚労相は職員に対する「3つの願い」として、厚労行政の立場から経済再生を検討、信頼関係を大事にする、職員自身のワーク・ライフ・バランスーを挙げました。
経済再生の検討については 「大臣を拝命する時、安倍晋三首相からはまず『改革をしっか り進めてください』と言われた」と説明され、「皆さま方にはどうか“改革官庁"になっていただきたい」と求められました。「厚労行政の立場から経済再生のために何ができるか、もう一回、考えていただき、特に、気付いていないところに何かないか、ということをお願いしたい」と述べられました。
信頼関係については「厚労大臣に私が就くということが報道で流れた際、 (省内に)激震が走ったという話がある」と冗談交じりに述べられた上で、「ぜひ遠慮なく批判は私の前で言っていただき、どんどん議論して、良いアイデアをつくっていくという、共に仕事をする信頼関係を大事にしたい」と述べられました。









ブログランキング参加中です
応援お願いします


にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ


0 件のコメント:

コメントを投稿