2014年11月30日日曜日

電子たばこに発がん性物質

香りや味の成分を添加した液体を電気式の器具内で加熱し、蒸気を吸う電子たばこの健康影響評価に向け、厚生労働省の専門委員会が11月27日、議論を始めました。電子たばこはVAPE(ベープ)とも呼ばれており、たばこ風味やフルーツ風味などさまざまな種類が楽 しめるとして流通が広がっていますが、有害物質が検出された製品もありました。厚生労働省は今後、販売実態なども調べるとともに安全性を検証し、規制が必要か検討する方針です。






この日の会合で望月友美子・国立がん研究センターたばこ政策研究部長は、最近では少なくとも約460銘柄、7700種以上のフレーバーがあり、「大麻味」まで出現していると説明されました。「ドラッグヘのゲートウェイ(入り口)になる恐れがあります」と述べられ、対策の必要性を指摘しました。
国立保健医療科学院の欅田尚樹部長らの2011年の研究では蒸気を分析した結果、複数の有害物質が高濃度で検出されました。加熱用ニクロム線が溶液に接触し、化学反応を起こしたのが原因とみられます。最近の調査でも、紙巻きたばこより高い濃度の発がん性物質ホルムアルデヒドが検出された例があることが報告されました。
専門委員会は「電子たばこには発がん性物質が含まれており、健康影響は否定できない」として、長期的な影響を評価する必要性があるとの意見で一致しました。

電子たばこは体に無害と思っている愛好家が多いと思います。蒸気を楽しんでいるだけという認識かもしれませんが、無知は本当に危険です。分かっていて愛好している方もどうかと思いますが、知らないということのリスクを回避するために啓蒙活動などを行っていかなければならないのが医療人と務めなのでしょうか。








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