日本生殖医学会は2013年、がんなどの医学的理由と、加齢など社会的理由による卵子、 卵巣の凍結保存を容認するガイドラインを決定しました。健康な女性の卵子凍結保存を手掛ける民間施設は複数ありますが、自治体が資金を拠出するのは初めてとみられます。松崎秀樹市長は「不妊治療で苦しんでいる人は多いが、国の制度は不十分です。浦安市が一石を投じることが、国の制度の充実に向けた第一歩になれば」と話されました。浦安市と順天堂大浦安病院の構想では、将来の出産に備えたい20歳から35歳ぐらいまでの健康な女性の卵子を凍結保存します。 男性の精子凍結保存にかかる費用も市民は3割負担で済むよう検討しており、対象年齢などの具体的な条件について協議を進めます。がんが見つかった女性が、放射線や抗がん剤治療による副作用で不妊になるのを避けるために凍結するケースも想定し、この場合の費用は1割負担にします。晩婚、晩産化が進み、加齢で妊娠が難しくなる「卵子の老化」も知られるようになりました。卵子凍結保存はこれを避けるための方策だが、一方で出産の先送りにつながるとの懸念も指摘されています。順天堂大浦安病院の菊地盤先任准教授は「早く妊娠、出産するメリットを知って白分の『産み時』を真剣に考えてもらうと同時に、現在、将来の妊娠に不安を感じている20~30代の女性に卵子凍結という選択肢もあるということを示したい」としています。
卵子凍結保存について、確かに両論あるかもしれません。良い面とあまり良くない面があったとしても、少しでも良い面のおかげで幸せな生活をおくれることができる方がいるのなら、医療はその方々のために尽力するべきだと私は考えております。特に日本人はリスクに対する警戒心が強い人種です。それが良い悪いは別として、これから生活スタイルはもっと多種多様に変化していくと考えられます。そうなれば医療もそれに応じて変化し進化して対応できるようになっていかなくてはいけないと思うのですが、私はマイノリティなのでしょうか。
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