2015年2月12日木曜日

卵子凍結保存 浦安市 順天堂大浦安病院

千葉県浦安市は 2月6日、加齢による不妊を避ける目的で健康な女性が卵子を凍結保存する拠点整備に向け、順天堂大浦安病院での研究支援名目で2015~17年度の3年間に計9000万円を補助する方針を明らかにしました。専門資格を持つ職員の人件費や凍結保存費用に充当することが可能で、浦安市在住の女性は保険適用と同等の3割負担で利用できるようにします。2015年度分の3000万円を盛り込んだ当初予算案を市議会に提出します。






 日本生殖医学会は2013年、がんなどの医学的理由と、加齢など社会的理由による卵子、 卵巣の凍結保存を容認するガイドラインを決定しました。健康な女性の卵子凍結保存を手掛ける民間施設は複数ありますが、自治体が資金を拠出するのは初めてとみられます。松崎秀樹市長は「不妊治療で苦しんでいる人は多いが、国の制度は不十分です。浦安市が一石を投じることが、国の制度の充実に向けた第一歩になれば」と話されました。浦安市と順天堂大浦安病院の構想では、将来の出産に備えたい20歳から35歳ぐらいまでの健康な女性の卵子を凍結保存します。 男性の精子凍結保存にかかる費用も市民は3割負担で済むよう検討しており、対象年齢などの具体的な条件について協議を進めます。がんが見つかった女性が、放射線や抗がん剤治療による副作用で不妊になるのを避けるために凍結するケースも想定し、この場合の費用は1割負担にします。晩婚、晩産化が進み、加齢で妊娠が難しくなる「卵子の老化」も知られるようになりました。卵子凍結保存はこれを避けるための方策だが、一方で出産の先送りにつながるとの懸念も指摘されています。順天堂大浦安病院の菊地盤先任准教授は「早く妊娠、出産するメリットを知って白分の『産み時』を真剣に考えてもらうと同時に、現在、将来の妊娠に不安を感じている20~30代の女性に卵子凍結という選択肢もあるということを示したい」としています。

卵子凍結保存について、確かに両論あるかもしれません。良い面とあまり良くない面があったとしても、少しでも良い面のおかげで幸せな生活をおくれることができる方がいるのなら、医療はその方々のために尽力するべきだと私は考えております。特に日本人はリスクに対する警戒心が強い人種です。それが良い悪いは別として、これから生活スタイルはもっと多種多様に変化していくと考えられます。そうなれば医療もそれに応じて変化し進化して対応できるようになっていかなくてはいけないと思うのですが、私はマイノリティなのでしょうか。








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