2015年2月4日水曜日

埼玉県の大学病院整備計画 順天堂大と日本保健医療大

 医師不足などの改善を目指し、大学附属病院を公募していた埼玉県は2月2日までに、順天堂大(東京都文京区)と日本保健医療大(埼玉県幸手市)から病院整備計画書の提出があったことを明らかにしました。順天堂大はさいたま市、日本保健医療大は幸手市に附属病院を整備する計画です。埼玉県は3月に開かれる県医療審議会の意見を踏まえ、計画を採用するかどうか決定します。






 埼玉県の人口10万人当たりの医師数(2012年末現在)は148.2人で「全国ワースト1」でした。埼玉県は医療需要の増大に対処するため、大学附属病院を誘致することを決め、医学系大学院の併設や、医師確保が困難な地域への医師派遣に協力することなどを条件に、1月5日から1月30日まで整備計画を受け付けていました。
 埼玉県によると、順天堂大は約800床の附属病院に加え、定員240人程度の大学院医学研究科や、看護学校を設置計画です。2018年3月に着工、2020年度内の完成を目指す方針で、候補地として、さいたま市緑区と岩槻区周辺を挙げているといいます。
 一方、日本保健医療大は約600床の附属病院を、埼玉県から購入した旧幸手高校の跡地に設置を計画しています。ただ、日本保健医療大は看護学科のみの単科大のため、医学部や大学院の設置認可を申請する方針だといいます。


埼玉県は、圏央道以南は埼玉医大病院、さいたま赤十字病院、自治医大病院、獨協越谷病院、防衛医大病院などがあります。医療過疎地なのは、圏央道北部地域であり、地域のバランスを考えて配置・誘致するべきではないでしょうか。特に医師が不足している地域は北部であり、東京都に近い地域では患者の流出も起きており、そこまで踏まえて検討して頂きたいものです。








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