2015年4月27日月曜日

群大病院など2施設、修練施設資格取り消し

日本肝胆膵外科学会は、腹腔鏡手術を受けた患者の死亡が相次いだ群馬大医学部附属病院と千葉県がんセンターについて、同学会が認定している肝胆膵外科高度技能専門医制度の修練施設の資格の取り消しを4月21日に決めました。






群馬大医学部附属病院の医療事故をめぐっては、第2外科の同じ医師が執刀した腹腔鏡手術で患者が相次いで死亡しました。千葉県がんセンターでも同手術を受けた複数の患者が死亡しています。
 同学会は現在、200以上の施設を「高難度肝胆膵外科手術を安全に行い得る修練施設」として認定しています。修練施設として認定していた群馬大医学部附属病院と千葉県がんセンターで相次ぎ患者が死亡したことを受け、この2施設の死亡事例を詳細に検討しました。その結果、修練施設として「現状ではふさわしくない」と判断し、2施設の認定を取り消すことを決めました。
 また、この2施設の手術を担当した医師と上司の医師、計4人についても、「高難度肝胆膵外科手術を安心して指導し得る者としては不適切」として指導医の資格を取り消しました。同学会は「今後、同じような案件が生じないようさまざまな対策を加えることを理事会で決定した」としています。

今後、専門医制度が始まる中で、今回の日本肝胆膵外科学会の動きは各学会も注目しているところだと思います。修練施設の資格の取り消しと指導医の資格を取り消しについては、相応な判断であったと思います。ただ一番重要なのは今回のケースをいかにこれからの予防対策して活用できるか再発を防止できるかということではないかと思います。








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