2015年4月9日木曜日

高度救命救急センターに静岡県立総合病院と聖隷三方原病院

静岡県は、県立総合病院(静岡市)と聖隷三方原病院(浜松市)の2病院を高度救命救急センターに指定しました。広範囲熱傷などの特殊疾患に対応可能な高度救命救急センターの指定は、静岡県では初めてになります。






高度救命救急センターは、救命救急センターの中で特に高度な診療を提供する施設で、広範囲熱傷や急性中毒、四肢切断といった特殊疾病の患者を受け入れます。全国の救命救急センターのうち約30施設が指定されています。
 これまでは広範囲熱傷などで高度な専門的救急医療が必要となった場合、ドクターヘリを活用して県外の医療機関に患者を搬送していたケースもあり、県内でも対応可能な体制の整備が求められていました。
 聖隷三方原病院はドクターヘリの基地病院、静岡県立総合病院は基幹災害拠点病院で、高度救命救急センターの指定を受けるために整備を進めてきていました。静岡県の担当者は「県外に搬送していた広範囲熱傷などの患者に、今回指定した病院で対応可能となる」と話しています。

静岡県はそれほど過疎化の進行が進んでいる地域ではありませんが、これから多くの地方で、医師不足・診療所不足から救急医療への依存度が高まることが懸念されています。ただ、どちらが良いかという判断ではなく、高齢化・過疎化が進んでいる現状に沿った医療体制を構築していくことが各都道府県に求めれらている地域医療構想であるので、先見性を持って資源投資を行なっていく医療機関は、イニシアチブをとって地域医療の主たる担い手となるのでしょう。








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