2015年4月26日日曜日

聖マリアンナ医大病院 28人の強制入院

川崎市は4月16日、精神保健指定医資格の不正取得で取り消し処分を受けた聖マリアンナ医大病院の医師が2010から2014年度、本人の同意なしで強制的に入院させられた患者2 8 人の判定に関わっていたと明らかにしました。






28人のうち4人 は、不正取得した医師4人が判定していました。川崎市は保健所などに勤務する市職員の指定医に依頼し、28人への判定が妥当だったかどうか、当時の診断書などから確認します。厚生労働省は4月15日、病院を退職した医師を含む計20人の資格取り消しを決定しました。うち 11人は資格を不正取得し、9人は指導担当でチェックを怠っていました。川崎市によると、2 8人は、複数の指定医の判定に基づき、他人への危害や自傷の恐れがあるとして市長が決める「措置入院」となった患者。残る24人は指導医が判定していました。 28人のうち1人は聖マリアンナ医大病院に入院し、27人は別の病院でした。現在も入院中の患者はいません。聖マリアンナ医大病院側は4月15日、措置入院に「不正取得の11人は関わっていなかった」とし、指導医については触れていなかった。4月16日になって「内部調査を院内に限っていた。他の病院に入院した患者については記録がないため、確認していない」と説明しました。大学と病院側は調査委員会で事実関係を調べています。川崎市健康福祉局の坂元昇医務監は「人権に関わる重大な問題であり、病院に対して厳正に対処していく」としています。
塩崎恭久厚生労働相は、「検証結果を受けて、厳正に対処していかなければならないと思う」と述べられ、「同様の事が起きているかどうか気になる。調査をしっかり行なうともに、チェック体制を強化し、再発防止を徹底することで精神保健指定医制度に対する国民の信頼を回復しなければならない」と力説されました。

塩崎恭久厚生労働相がおっしゃるように谷も同様の事が起きていないかどうか、起きていないと断言できかねるところが多いにあると思います。またこのような一部の不正によりまた正当に行なっている医療機関におけるチェック体制の強化などの業務負担が増えること、規制ができることについて、病院経営が厳しくなってきている中、医療に集中できる適切な環境整備を抜本的に行なっていかなければ、所詮いたちごっこでいつまでたっても無駄な作業に手を煩わされることが増えていく一方です。








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