2014年12月23日火曜日

病院食を弁当で家庭にお届け 国栄協

全国164施設で働く管理栄養士らでつくる全国国立病院管理栄養士協議会(国栄協)は、国立循環器病研究センター(国循)や調理システムの開発・販売などを行う「グローカル・アイ」(大阪市)、住友商事マシネックス(東京都中央区)と共同で、在宅患者らを対象とした弁当の新ブランド「からだデリ」を立ち上げた。12月1日から東京都や大阪府などで弁当の販売をスタートさせました。






 からだデリは、国栄協に所属する施設や国循から集めた病院食のレシピを、インターネットを通じて提携先の食品会社に有料で配信し、食品会社が調理した弁当を生活習慣病の在宅患者らに配達する仕組みです。現在、7府県の11の食品会社との提携が決まっており、今後、全国拡大を目指しております。
 レシピは、栄養バランスや味、見た目への配慮だけでなく、「北海道・東北」や「関東・信越」など全国6地域の特色を生かした食材や調味料が取り入れられています。また、一部のレシピはネット上で無料公開されており、家庭で手軽に病院食を味わうことができるといいます。

これから地域包括ケアシステムの構築が進めば、在宅での医療介護を受ける方が増加していきます。その中で、ヘルパーのサービスを利用して調理をお願いすることもあるでしょうが、栄養バランスが整った病院食のお弁当はとても魅力が高くなっていくと思います。ただ、そこはお弁当の提供だけでなく、安否確認や身体状況の確認など複合的な支援が行えれば理想だと思います。ただそのためには今の介護保険に乗せることができませんので、利用者の負担は大きくなってしまいますが、包括的なサービスへとシフトしていくことも、近く始まりそうな気配も感じます。








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