2014年12月4日木曜日

健康家族に現金支給 岡山県総社市

岡山県総社市では、医者にかからなかった国民健康保険加入世帯に1万円をキャッシュバックする制度を導入しています。11月17日、該当した世帯に初の現金支給が行われました。総社市によると、物品を贈っている自治体は全国でもありますが、現金の支給は全国でも珍しいといいます。





 対象は、前年度に40歳以上の全員が生活習慣病予防のための特定健診を受け、40歳未満も含めて保険診療を受けなかった世帯です。ただし国保税滞納世帯は除きます。初年度の2013年度分は70世帯が該当しました。
 市役所で初支給のイベントがあり、片岡聡一市長は実質的な赤字だった国保特別会計が2013年度は約400万円の黒字に転換したと説明されました。「感謝の気持ちでいっぱい」と述べ、一人一人に現金を手渡しました。
 孫の代理で受け取った総社市の女性(75)は「今まで通り家族みんなで健康に気をつけたい」と話していました。
 制度は、特定検診を促し、市財政の圧迫要因となっている医療費を抑える狙いで2013年秋に創設したものです。

全国の自治体でいかに財政を健全化するかという観点から、社会保障にかかる部分がどうしてもカギとなります。がん検診や特定検診をいかに市民に受診していただき予防を行って医療費を抑制するか、各自治体とも取り組んではいるものの成果が出ている自治体はごくわずかです。きっかけは現金支給の1万円でもいいかもしれません。それで市民の健康に対する意識が変わるのであれば、成果があります。もっと各自治体で個性的な施策と成果が出てきて全体の底上げが図れればと思います。








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