2014年8月27日水曜日

2013年 医療費総額 39.3兆円 厚生労働省発表

 厚生労働省は8月26日、2013年度の医療費(概算)の総額が39.3兆円(前年度比2.2%増)に上り、過去最高額を11年連続で更新したと発表しました。
 概算医療費は、診療報酬請求書を集計した速報値で、自由診療や労災などの医療費は入っていません。






医療費の伸び率は 2.2%となっており、診療種別にみると、入院は 1.3%、入院外+調剤が 3.1%、歯科 0.8%となっています。

医療費の内訳を診療種類別にみると、入院 15.8 兆円(構成割合 40.2%)、入院外+調剤 20.6兆円(構成割合 52.6%)、歯科 2.7 兆円(構成割合 6.9%)となっています。

 国民1人当たりの医療費は平均30.8万円(前年度比2.4%増)で、後期高齢者にあたる75歳以上では92.7万円、75歳未満は20.7万円でした。後期高齢者の医療費は14.2兆円で、全体の36.1%を占めています。

医療費は75歳未満で23.1兆円で0.3兆円の増加に対し、75歳以上では14.2兆円と0.5兆円の増加となっており、それぞれ対前年比1.3%増、3.6%増であり、後期高齢者の医療費の増加が顕著です。


医療費が11年連続で増加しているということは、国の財政から見れば深刻な問題ではありますが、我々国民の状況が変わってきているということを表していると解釈できます。75歳以上の後期高齢者の人口が増え、後期高齢者の医療費が増えて続けているということです。世界に先だって超高齢化社会に突入している日本が、いかにこの状況を打開できるか、国際競争力を高める一つにもなる思われます。単年単年で一喜一憂する必要はありませんが、2025年にむけて国民にとって異常な負荷がかからない制度を構築して頂きたいものです。








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