2014年8月28日木曜日

民間医療用ヘリ レッドウイング  米盛病院 鹿児島県初

株式会社エス・エム・エスが病院経営をサポートする鹿児島市の米盛病院が、9月9日に新築移転および民間医療用ヘリ『レッドウイング』運航開始いたします。
株式会社エス・エム・エスは2013年10月より、米盛病院の採用及びプロモーション活動の支援を行っております。
米盛病院では、整形外科・救急科を中心に、整形外科慢性疾患の手術加療と外傷を中心とした救急医療に力を入れ、鹿児島県全域の地域医療に貢献しております。2014年9月9日、現在の鹿児島市草牟田から、鹿児島市与次郎への新築移転に伴い、94床から295床へ増床いたします。






救急初療室には、手術台とCT・血管造影装置を組み合わせた「ハイブリット型OR」を設置いたします。全国でも導入の少ないこのORは、救急搬送後の検査や救急オペまでを、患者を移動することなく手術台に乗せたまま行えるため、多発性外傷などの高度医療が必要な際に迅速な処置を行えるとともに、患者負担を軽減することができる設備です。高度先端医療設備を備え、米盛病院は救急医療からリハビリテーションまで、幅広い医療の提供を行っていきます。

米盛病院では、鹿児島県初、日本でも4番目となる民間医療用ヘリ「レッドウイング」(愛称)の運航を開始いたしました。このヘリは、米盛病院の医師、看護師が「フライトドクター」「フライトナース」としてヘリに搭乗し患者のもとへ急行します。治療を施しながら米盛病院をはじめ、県内各地の救急病院へ搬送します。運航はすべて、民間病院である米盛病院が行ないます。
本格運航は9月9日の移転開業からとなりますが、6月4日には、離島病院からの要請により初めての患者搬送を行っています。消防や病院との連携を密に行い、迅速な救命活動に貢献することはもちろん、現在鹿児島県内で運航されている防災ヘリ、ドクターヘリの補完要素として、期待が高まっております。エリアは、フライト約60分で半径300kmとしており、北は宮崎・熊本南部、南は鹿児島県十島村を目安に通常運航を予定しております。

築30年前後の地方病院が多く、いま全国的に病院の新築建替えブームとなっております。ただそこには、新しい病院を建てるというだけでなく、どのような機能に特化してこれからの病院運営を行なっていくのかを見定めなければなりません。高度急性期を目指すのなら、それに応じた医療機器の整備が必要ですし、地域医療を中心に診ていくのなら、その領域を見定め、それに応じた整備が必要になります。この10月の病床機能報告もあり、各病院は方向性を定める時期であり、ある意味転換期であると思います。民間企業が経営サポートを行なう米盛病院のこれから先は、注目です。








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