2014年10月25日土曜日

2013年介護サービス施設・事業所調査   厚生労働省

厚生労働省が10月21日に発表した「2013年介護サービス施設・事業所調査」によると、2013年10月1日現在における介護療養型医療施設は1647施設で、前年から112施設減少しました。介護保険3施設における在所者数の割合も7.6%で、0.9ポイント減少しました。利用率は92.2%で9割を超えている状況です。






他の介護保険施設を見ると、介護老人福祉施設は6754施設で、前年から164施設増加しました。介護老人保健施設も3993施設で62施設増加しました。利用率は介護老人福祉施設が97.9%、介護老人保健施設が91.2%と、3施設全て9割を超えました。3施設の在所者数 を要介護度別に見ると、介護療養型医療施設では要介護5が57.3%、要介護4が31.1%で、重度者が9割近くを占めています。平均要介護度は4.41でした。介護老人福祉施設では要介護5が34.3%、要介護4が33.0%で7割近くを占め、平均要介護度は3.89でした。介護老人保健施設は、要介護4が27.0%、要介護3が23.9%などで平均要介護度は33.0でした。
3施設の退所者の行き先では、介護療養型医療施設では死亡が41.4%で最も多く、介護老人福祉施設では死亡が72.7%、介護老人保健施設では医療機関が40.6%となっています。
訪問看護ステーションは7153施設で、前年から563施設増加しました。2013年9月中の利用者の状況を見ると、利用者1人当たりの訪問回数は、介護予防サービスでは4.4回、介護サービスでは5.8回となっています。要介護度別では、要介護5の訪問回数が6.9回で最 も多く、重度になるにつれ訪問回数が増加しました。24時間型の定期巡回・随時対応型訪間介護看護は281施設に増加しております。

いつも医療費の抑制に向けた話題が取り上げられていますが、今後は医療と介護が垣根なく取り上げられていくのではないかと考えられます。ただ、高齢化が進み、地域包括ケアシステムの構築と介護の役割は大きくなっていく中で、在宅への依存度というか期待が高くなってきており、訪問看護がいかに機能を高めていくことが求められていくと思います。今は絶対数が少ない分、施設数も増加傾向ですが、本当に在宅で求められている在宅医療を担う訪問看護となれば、機能強化型・大型化のステーションとなっていくのは自然の流れであり、小型のステーションの少人数で厳しい運営との格差が大きくなるのではないか、地域での訪問看護ステーションの存在意義をいかに発揮するか、機能を高めることがこれから求められていく時に進んでいくでしょう。








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