7対1入院基本料を届け出た病院の減少数が多かった都道府県は、東京(10病院減)、 北海道(7病院減)、埼玉(6病 院減)、福岡(5病院減)などでした。一方、一般病棟10対1入院基本料を届け出た病院は今年5月1日時点で2119病院・18万9087床で、2013年11月1日時点より51病院・1040床増加しました。2013年11月1日からの半年間で入院基本料を引き下げた病院(特定機能病院などを除く)は120病院で、このうち7対1から10対1へ の引き下げが84病院を占めました。一方、同期間に入院基本料を引き上げたのは90病院で、このうち10対1から7対1への引き上げが31病院でした。7対1から入院基本料を引き下げた病院の一般病床数は「比較的少ないものが多い」(日本アルトマーク)とし、小規模病院が多かったと見ています。
2014年度診療報酬改定で新設された「地域包括ケア病棟入院料」「地域包括ケア病棟入院医療管理料」の届け出は、今年5月1日時点で114病 院・2720床でした。このうち3 2病院は一般病床7対1入院基本料を届け出ました。同入院料・入院医療管理料1の届け出は104病院・2411床、同2の届け出は10病院・309床でした。
今月はついに病床機能報告が行なわれます。期日は11月14日までとなっていますので、周りの病院の様子をうかがいながら期日ぎりぎりに報告を考えている病院も多くありそうですが、今回の報告はあくまでプレの練習のようなもので、あまり参考にされないのではないかという見解もあります。実際に地域医療ビジョンを作り上げる各都道府県は、すでにある程度は下絵を描き上げていると思います。もちろん上からの指示のもと。それをいかに整合性を持って考慮したかという筋道を作り上げるために、これから多くの医療機関は多くの情報と共に振り回されそうです。
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