2014年10月5日日曜日

公立病院 半数以上が赤字

総務省は930日、2013年度の「公立病院改革プラン実施状況等の調査結果」を公表しました。経常収支が赤字の公立病院は53.6%となり、黒字の46.4%を上回りました。黒宇病院の割合は、2012年度は50.4%で半数を超えていましたが、再び半数を下回りました。






現行の公立病院改革プランは、経営の効率化に関して20092011年度の3年間を標準期間としているが、その後も経常収支比率の目標を設定している病院は452病院ありました。このうち、2013年度に目標を達成したのは46.5%に当たる210病院でした。同改革プランに盛り込まれた「再編・ネットワーク化」について、自治体などが策定する計画に基づいて再編などの計画を進めているのは全体の51.5%に当たる458病院でした。このうち、実際に病院の統合・再編に取り組んでいるのは162病院(公立病院以外の病院などを含めると189病院)でした。公立病院改革プランについては対象期間が2013年度までだったことか ら、骨太の方針2014に新たな改革プランを今年度中に策定する方針が盛り込まれており、総務省は調査結果などを踏まえ、今後具体的なプラン策定の検討に入る方向です。

公立病院の赤字経営の実態については、これまでもいろいろと取り上げられてきましたが、まずは公務員体質を脱却しなければ、大きく改善することは難しいでしょう。そのためには独立法人化であったり、または指定管理制度などを取り入れている公立病院も増えてきておりますが、市民・区民の税金が無駄に使われていることに対し、もっと責任を負うべきでしょう。補助金・交付金無しで運営している私立病院も今や地域の医療を維持する為の機能を多く担っています。ただし、消費増税などによりどの病院も運営が厳しくなってきている中、合理化を図るためにも合併などが進む方向ではないかと考えられます。







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