2014年7月19日土曜日

がん検診受診率が増加 最多は肺がん検診

厚生労働省は7月15日,「2013年国民生活基礎調査」の結果を公表しました。過去 1年間にがん検診を受診した人の割合は、全てのがん検診で前回の10年調査から増加しました。男女ともに最も多かったのは肺がん検診で、男性は前回から21.1ポイント増の47.5%、女性は14.4ポイン ト増の37.4%でした。厚生労働省健康局がん対策 ・健康増進課担当者は、各都道府県によるがん対策推進計画の策定なども踏まえ「各自治体で受診率向上に向けたコール・リコールなどさまざまな取り組みがなされています。こういうことが受診率の向上につながっているのではないか」と述べられました。
がん検診の受診率については今回の調査から算出対象を40~69歳とし、上限を設けました。子宮がん(子宮頸がん)検診の算出対象は20~69歳としました。また前回の調査結果も、あらためて算出し直しました。
肺がん検診以外では、男性では胃がん検診が45.8%(前回調査比92ポイント増)、大腸がん検診が41.4%(13.3ポイント増)でした。女性では胃がん検診が33.8%(5.5ポイント増)、大腸がん検診が34.5%(10.6ポイント増)、子宮がん(子宮頸がん)検診が32.7%(4.0ポイント増)、 乳がん検診が34.2%(3.6ポィント増)でした。
20歳以上で過去1年間に健診や人間ドックを受診した人の割合は男性が67.2%、女性が57.9%でした。受診しなかった理由を複数回答で見てみますと「心配な時はいつでも医療機関を受診できるから」が32.5%で最も多くを占めました。







在宅で要支援者または要介護者がいる世帯の主な介護者を見ると、同居者が61.6%を占め、続柄は配偶者26.2%、子21.8%、子の配偶者11.2%などでした。同居の主な介護者と要支援・要介護者の組み合わせを年齢階級別に見ると、65歳以上同士は51.2%を占め、75歳以上同士は29.0%でした。
2013年6月現在の世帯数は5011万2000世帯で、このうち65歳以上の者のみ、もしくはこれに18歳未満の未婚者が加わった「高齢者世帯」は過去最高の1161万4000世帯となり、全世帯の23.2%を 占めました。
今回の2013年調査は3年に1度の大規模調査年に当たるため、簡易調査年に行う世帯や所得の項目だけでなく、健康や介護に関連する項目も調べました。

健康は、多くの方にとって意識が高い事柄ではありますが、実際に予防等にむけた取り組みはとなると、まだまだ低い実態であると言わざるを得ない状況です。国としてもいかに医療費の抑制を図るかということに取り組んでおり、まず病気の発生を抑制することで医療費を抑制しようと、予防医療へのシフトは強くなってきております。各都道府県の地域医療ビジョンにうまく予防医療を乗せていけるかが課題となっていくことでしょう。






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