2014年7月23日水曜日

職員専用食堂で食中毒  順天堂大医学部附属浦安病院

千葉県浦安市の順天堂大医学部附属浦安病院の職員専用食堂を利用した職員11人が、下痢などの食中毒の症状を訴えていたことが分かりました。患者の検便からサルモネラ菌が検出されており、順天堂大医学部附属浦安病院から連絡を受けた市川保健所は7月11日、この食堂で提供された食事が食中毒の原因と断定し、3日間の営業停止処分としました。

 千葉県によると、市川保健所に7月8日、順天堂大医学部附属浦安病院から「6月30日に院内の職員食堂を利用した職員が体調不良を呈し、患者の検便からサルモネラ菌が検出された」との連絡がありました。市川保健所が調査したところ、職員食堂を6月30日に利用した11人に下痢や発熱などの食中毒の症状があり、このうち8人が医療機関を受診していたことが判明しました。

 患者4人の検便からサルモネラ菌が検出されたことや、診察した医師から食中毒患者届出票が提出されたことから、市川保健所は、職員食堂が提供したオムライスが食中毒の原因と判断しました。市川保健所は、食堂を運営する業者に対し、施設内や調理器具の消毒に加え、手洗いや加熱調理の徹底などを指導したといいます。







最近季節的な影響も大きいかと思いますが、全国的に食中毒のニュースが続いています。
仙台市は7月14日、人気ラーメン店で食事をした3人が嘔吐や下痢の症状を訴え、うち2人から黄色ブドウ球菌を検出した。2人が4日間入院したラーメンと一緒に出された「とろ肉」が原因の食中毒と判断されました。

飲食店だけではありません。日用品チェーン店において、毒性の強い観賞用のヒョウタンの苗を関東や京阪神など2府9県の30店舗で、「育てて楽しい、食べておいしいシリーズ」と食用の表示をして販売していました。苗で買ったヒョウタンから収穫した実を7月7日に食べた奈良県の40代の女性が、吐き気や腹痛などの食中毒症状を起こし、翌日から入院しました。ウリ科植物に含まれるククルビタシンが原因と判断されました。

食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。細菌が原因となる食中毒は夏場(6月~8月)に多く発生しています。その原因となる細菌の代表的なものは、腸管出血性大腸菌 (O157、O111など)やカンピロバクター、サルモネラ菌などです。
予防には、まず手指衛生、そして調理においては、食材の低温保存と加熱処理の3つが挙げられます。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、手洗い励行を心がけましょう。






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