2014年7月23日水曜日

危険ドラッグ

 厚生労働省と警察庁は7月22日、脱法ドラッグに代わる新たな呼び方を「危険ドラッグ」に決めたと発表しました。22日の閣議後の記者会見で田村憲久厚労相は、「国民の皆様に(危険だという)意図がストレートに伝わるのではないかと考えている」と述べられました。


 新たな呼称をめぐっては、覚せい剤などに似た幻覚や興奮作用がある薬物にもかかわらず、「脱法」という表現は危険性を誤認させる恐れがあることから、厚生労働省と警察庁は呼称の代替案を公募していました。7月5日から18日までの間、なんと合計1万9887件の応募がありました。その中には、「危険」や「ドラッグ」を用いた呼称が多かったため、双方を組み合わせた「危険ドラッグ」に決めました。






 会見で田村憲久厚労相は、「いろいろな提案がありましたが、脱法ドラッグの本質をしっかりと国民の皆様に分かっていただくという意味で『危険ドラッグ』が一番良いのではないかということで決めさせていただきました」と説明されました。その上で、精神毒性の強いドラッグについて、使用した本人だけでなく、交通事故などで周囲の人にも危害や被害が及ぶとし、「興味本位で危険なドラッグに手を出していただきたくない」と、あらためて注意を促されました。


最近ニュースでよく見かける痛ましい事故・事件について、多くの国民が疑問に感じていたのだと思います。なぜそれほど危険なモノが簡単に出回っているのか?また安易に手を出す人間がいかに多いのか?
日本国内では2009年頃から欧米経由で流通し始め、2012年3月末時点では少なくとも29都道府県389業者が確認されています。販売店はお香・アロマ・鑑賞用の「合法ハーブ」「合法アロマ」などと称して販売しており、事件の引き金となっています。そこに違法性への隙間を抜けて稼ごうとしている人間がいるからですが、売る方も買って使用する方もとても許される存在ではありません。
大麻や覚せい剤に似た催眠・興奮・幻覚・幻聴作用など求めて、使用しているようですが、そのことで、他人の生命をうばってしまうような事件を引落たりしているのです。世の中には救いたくても救えなかった生命もあるのです。医療人の無力感・喪失感を一度感じてみれば、催眠・興奮・幻覚・幻聴作用など求めようとは思わないのではないかと痛感致します。これまで多くの事故事件でお亡くなりになられた方、ならびにご家族の方のお悔やみを申し上げるとともに、これ以上不幸な方が増えないことを強く願います。






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