2014年7月31日木曜日

男性の平均寿命、80歳超に

2013年の日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳で、男性が初めて80歳を超えたことが7月31日、厚生労働省の調査で分かりました。女性も4年ぶりに過去最高を更新しました。

 厚労省のまとめによると、主要50カ国・地域では、女性は2年連続で1位でした。男性は順位を一つ上げて4位となり、1位は香港でした。





トップ5は、以下の通りです。
男性1位:香港、80.87歳、2位:アイスランド、80.8歳、3位:スイス、80.5歳、4位:日本、80.21歳、5位:シンガポール、80.2歳。
女性1位:日本86.61歳、2位:香港、86.57歳、3位:スペイン、85.13歳、4位:フランス、85.0歳、5位:スイス、84.7歳。
 2012年より男性は0.27歳、女性は0.20歳上回りましたが主な要因は死因の上位を占める、がんや心臓病などの死亡率が低下していることがあげられます。ちなみに男女差は6.40歳で、前年より0.07歳縮まりました。
 厚生労働省は毎年、各年齢の日本人が平均してあと何年生きられるかを推計しており、平均寿命はそのうち0歳の子どもの数値です。1947年には男女とも50歳台だったが、医療水準の向上などで徐々に延びて、女性は84年に80歳、2002年に85歳を超えました。

平均寿命が男女ともに延びて、これからさらに高齢化は進んでいくことと思います。戦後には50歳代だったのがすでに80歳を超えてきていますので、これからも医療技術等の発達によりさらに延びることと想像にされます。ただその一方で麻生副首相が昨年に「さっさと死ねるようにしてもらわないと」と発言されたことが思い出されます。麻生副首相は高齢者などの終末期医療に関し「尊厳を持って静かに死なせてもらいたいというのが率直な私の気持ちだ」という意味で発言されたのですが、マスコミが歪めて報道したことにより大きな波紋を呼びました。しかし民主党の梅村議員の発言でその真意が判明し、国民にとっても終末期医療を考えるきっかけとなりました。平均寿命が延びることはとても良いことだと思います。ただそれと並行して終末期医療についても考えていくことがこれからの私たちにとってはとても重要になってきます。








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