2014年7月9日水曜日

脱法ドラッグ 脱法ハーブ に向けた取り組み

厚生労働省は7月5日、警察庁とともに、「脱法ドラッグ」の新しい呼称の募集を開始しました。
今回の名称募集は、脱法ドラッグの乱用者が犯罪を犯したり、交通死亡事故を引き起こしたりして社会問題になっている現状を受けたもので、脱法ドラッグが危険な薬物であることを周知する目的があります。

 「脱法ドラッグ」という呼称だと「違法ではない」というイメージがあるため、より危険性の高い薬物であることが理解でき、幅広い世代に通じる名称を新たに募集することになりました。また現状「ハーブ」と呼ばれることもあるが、これは危険性について誤解を与えやすいため使用しないように呼び掛けています。






新名称の要件として、「危険性の高い薬物であることが理解できること」「幅広い世代まで理解できること」「『ハーブ』という呼称は原則使用しないこと」「公序良俗に反しない表現であること」の4点が挙げられている。
新名称は電子メールと郵送で受け付けており、募集期間は7月18日まで。



脱法ハーブ(だっぽうハーブ、英: synthetic cannabis)とは、脱法ドラッグの一種で、合成カンナビノイドを含有するハーブ製品です。有名な製品は「スパイス」で英語圏では単に、偽大麻、K2とも呼ばれています。合成カンナビノイドは、大麻の薬理成分であるテトラヒドロカンナビノール (THC) の効果を模倣し、カンナビノイド受容体に対するアゴニストとして作用します。法律で取り締まりができないTHCの類縁体を含有することから合法ハーブとも呼ばれています。

大麻や覚醒剤などの違法薬物と類似した成分を吹き付けた香草。法規制の対象から外れていますが、催眠・興奮・幻覚・幻聴作用などがあり、痙攣(けいれん)・意識障害・呼吸困難などの重篤な健康被害を引き起こす恐れもあります。
日本国内では2009年頃から欧米経由で流通し始め、12年3月末時点では少なくとも29都道府県389業者が確認されています(厚生労働省発表)。体内摂取を目的とする未承認薬物の売買は薬事法違反になるため、販売店はお香・アロマ・鑑賞用の「合法ハーブ」「合法アロマ」などと称して販売しています。

最近増えた痛ましい事故のニュースなどを目にすると、このようなおろかなモノに頼って生きている若者が多いことに遺憾に思います。私は彼らと向かい合ってどうこう討議する気もありませんが、ただそこから被害にあわれた方が要るという現実からは目をそむけずにいたいです。ただこのようなモノはいつの時代もどこにおいても「いたちごっこ」な状況です。規制で縛るのではなく、理解を浸透させることが重要ではありますが、彼らにそのようなことを求める自体が無理なレベルなのでしょうか。






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